しってますか？「かぜ」のこと
おや？かぜかな？
きのうまで、なんともなかったのに、急に寒気がするとおもったら、くしゃみ、鼻水、
鼻づまり、のども痛いし、どうやら熱もあるょうだ。しばらくすると、咳がひどくなって痰が出る。
医師はこんな症状をみて、「かぜ症候群」と診断します。
かぜの原因はおもにウイルスと細菌
かぜは、鼻やのどにウイルスが感染しておこる病気です。さらに、細菌が感染すると、咳がひどく、黄色い疾が出てきます。有名なインフルエンザの原因はインフルエンザウイルスの感染です。頭痛、筋肉痛、腰痛といった全身の症状や、高い発熱もインフルエンザの特徴です。
インフルエンザはよく流行します。ときには「スペインかぜ」、「アジアかぜ」、「ホンコンかぜ」のように地球規模で流行し、莫大な数の死亡者がでます。かぜのウイルスはこまかく分けると百種類以上あるといわれていますが、ウイルスによって流行の激しいもの、そうでないものがあります。
かぜの症状は外敵への抵抗運動
もちろん私たちのからだは、ウイルスや細菌の感染を抑えて、外へ追い出そうとします。からだの働きは炎症によって動員されるからだの防御反応なのです。
皆さんよくご存じのかぜの症状は、すべてこの炎症反応が出発点となっています。鼻水や咳が出たり、熱が出るのも、正常に働いているからだの、侵入してきた外敵に対する抵抗運動と考えられます。
たとえば、からだの弱っているお年寄りの場合、かぜをひいても症状があらわれにくく、気がついたら肺炎を起こしていた、ということもあります。
あなたは何回かぜをひきますか？
冬のインフルエンザに限らず、季節の変わり目など、かぜは一年を通して見られる病気です。年中かぜ気味の人もいれば、ここ数年かぜで休んだことがない丈夫な人もいます。
では、いったい人は1 年に何回かぜをひくのでしょうか?
私たちが暮らしている温帯地域の調査によると、９才以下の子供では３〜６回ぐらい、１０才以上では２〜３ 回ほどかぜをひくそうです。
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